【ミステリー小説のおすすめ】私が読んだ名作ミステリーを部門別にランキング!【国内&海外】

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①どんでん返し部門

②プロット(物語)完成度部門

③推理小説(謎解き)部門

④トリック部門

⑤一気読み部門

⑥サスペンス部門

⑦短編部門

⑧番外:映像作品部門&私が好きなミステリベスト10+α

おすすめミステリ「推理小説(謎解き)」部門

『獄門島』 横溝正史

獄門島――江戸三百年を通じて流刑の地とされてきたこの島へ金田一耕助が渡ったのは、復員船の中で死んだ戦友、鬼頭千万太に遺言を託されたためであった。『三人の妹たちが殺される……おれの代わりに獄門島へ行ってくれ……』瀬戸内海に浮かぶ小島で網元として君臨する鬼頭家を訪れた金田一は、美しいが、どこか尋常でない三姉妹に会った。だが、その後、遺言通り悪夢のような連続殺人事件が! トリックを象徴する芭蕉の俳句。後世の推理作家に多大な影響を与え、今なお燦然と輝く、ミステリーの金字塔! !

大抵の国内ミステリランキングで最上位に位置する、横溝正史の超有名作品。

映像化作品の影響もあり、一般人の知名度では『犬神家の一族』のほうが上だと思いますが、本ではこちらのほうが評価されています。

「いつまで昔の作品を最高の評価にしてるつもりだ?」と思って読んでみるとこれが驚きの面白さ。文体が古いですが、面白さは全く色あせていません。それどころかその文体ゆえに他の作品にはないおどろおどろしさが見事に醸し出されています。

海外古典と比べても今でも読みやすく、事件の真相も最近の作品にはない意外なもの。ちなみに横溝正史は、かの『Yの悲劇』を参考にしてこの作品を書いたのだとか。『Y』を知っていれば納得いく部分が複数ありますよね。

結末の衝撃:★★★★

巧妙な伏線:★★★

一気に読ませる:★★★★

話の面白さ:★★★★★

完成度:★★★★

おすすめランク:A

『孤島パズル』 有栖川有栖

紅一点会員のマリアが提供した“余りに推理研的な”夏休み―旅費稼ぎのバイトに憂き身をやつし、江神部長以下三名、宝捜しパズルに挑むべく赴いた南海の孤島。バカンスに集う男女、わけありの三年前、連絡船の再来は五日後。第一夜は平穏裏に更けるが、折しも嵐の第二夜、漠とした不安感は唐突に痛ましい現実へと形を変える。晨星落々、青空に陽光が戻っても心は晴れない…。

有栖川有栖の学生アリスシリーズ第二作。

有栖川先生の作品では下に挙げる学生アリスシリーズ第三作目の『双頭の悪魔』が非常に高い評価を受けていますが、私が一番好きなのはこの『孤島パズル』。

一言で言ってめちゃくちゃ面白いです。舞台の孤島から漂う雰囲気、そこで起こる殺人事件、宝を巡っての宝の地図の謎解き、テンポのいい展開、甘酸っぱい青春、人間の悲哀、論理から組み立てられる鮮やかな謎解き。これら全てが非常に密度濃くこの一作に詰まってます。

それでいて読者への挑戦付きで犯人当てにも挑めるとか豪華すぎです。結末の衝撃はそこまで大きめではありませんが、犯人当てという面から考えてここもプラス評価です。理想的な難易度といえます。

何よりミステリとしてでなく、単純にこの物語が心に残っているんですよね。学生アリスシリーズは全て「物語」としての完成度が高いから凄いです。

結末の衝撃:★★

巧妙な伏線:★★★★★

一気に読ませる:★★★★★

話の面白さ:★★★★★

完成度:★★★★★

おすすめランク:S

『双頭の悪魔』 有栖川有栖

四国山中に孤立する芸術家の村へ行ったまま戻らないマリア。英都大学推理研の一行は大雨のなか村への潜入を図るが、ほどなく橋が濁流に呑まれて交通が途絶。川の両側に分断された江神・マリアと、望月・織田・アリス――双方が殺人事件に巻き込まれ、各各の真相究明が始まる。読者への挑戦が三度添えられた、犯人当ての限界に挑む大作。

『月光ゲーム』『孤島パズル』に続く、有栖川有栖の学生アリスシリーズ第3作目にして約700ページに渡る超大作。

本格ミステリの名作として名高く、各種ランキングへもよく上位にランクインされている印象です。なんと読者への挑戦が3回も挟まれる、超豪華な作品でもあります。

3作目の今作から読み始めてもいいことはいいんですが、できれば最低でも前作の『孤島パズル』くらいは読んだほうがいいと思います。というか私は孤島パズルのほうが好きなので余計にあちらから読んでほしいですw

感想としては、まさに本格、王道のフーダニット(犯人当て)小説。論理的に謎解きがしたい、エラリィ・クイーンの国名シリーズのようなミステリが好きな方には堪らない一作ではないかと。

本格が読みたいけど古典はちょっと…という方にはノータイムでこれをおすすめ。複雑ながら難しすぎない絶妙な難易度で謎解きを楽しめます。

結末の衝撃:★★

巧妙な伏線:★★★★★

一気に読ませる:★★

話の面白さ:★★★★

完成度:★★★★★

おすすめランク:S

『女王国の城』 有栖川有栖

舞台は、急成長の途上にある宗教団体“人類協会”の聖地、神倉。大学に顔を見せない部長を案じて、推理小説研究会の後輩アリスは江神二郎の下宿を訪れる。室内には神倉へ向かったと思しき痕跡。様子を見に行こうと考えたアリスにマリアが、そして就職活動中の望月、織田も同調、四人はレンタカーを駆って木曾路をひた走る。“城”と呼ばれる総本部で江神の安否は確認したものの、思いがけず殺人事件に直面。外界との接触を阻まれ囚われの身となった一行は決死の脱出と真相究明を試みるが、その間にも事件は続発し…。江神シリーズ待望の書き下ろし第四長編。

上で紹介した『双頭の悪魔』に続く、学生アリスシリーズ第四作にして、第八回本格ミステリ大賞受賞作。このシリーズ、名作しかない。笑

双頭の悪魔も大ボリュームですが、この女王国の城はさらにそれを上回るボリュームで文庫では上下巻になってます。(ですが今回は読者への挑戦は1回のみです)

ですが相変わらず推理小説研究会のメンバーのやり取りが楽しく、このボリュームでありながら読むのにそんなに時間はかかりませんでした。このシリーズが好きなら長いのもご褒美。

個人的に評価自体は上2冊に劣りますが、上の2冊が気に入ったら間違いなく楽しめる一冊です。

結末の衝撃:★★★

巧妙な伏線:★★★★

一気に読ませる:★★

話の面白さ:★★★★★

完成度:★★★★★

おすすめランク:A

『体育館の殺人』 青崎有吾 ※無料で読める!!

風ヶ丘高校の旧体育館で、放課後、放送部の少年が刺殺された。密室状態の体育館にいた唯一の人物、女子卓球部部長の犯行だと警察は決めてかかる。卓球部員・柚乃は、部長を救うために、学内一の天才と呼ばれている裏染天馬に真相の解明を頼んだ。アニメオタクの駄目人間に―。“平成のエラリー・クイーン”が、大幅改稿で読者に贈る、第22回鮎川哲也賞受賞作。

まず、これを見たあなたが「本格ミステリ(論理的な謎解き物)」が好きで、「タイトルと表紙の軽さで読むのを後回しにしようとしている」のなら、騙されたと思って絶対に今すぐ買って読むべき一冊。

まさに私が上の通りで読むのを後回しにしていたんですが、これは本当に面白いです。この見た目で鮎川哲也賞受賞作ですからね。まさに見た目は子供、中身は大人!(コナンか)

クイーン作品や有栖川作品が好きなら間違いない。読者への挑戦もあります!

男子トイレに放置された1つの傘という手がかりをこれでもかと使い倒し、それだけで数多くの真実を論理的に導く筋立ては見事の一言。このシリーズを追いかけようと思わせてくれるには充分すぎるクオリティでした。

結末の衝撃:★★★

巧妙な伏線:★★★★★

一気に読ませる:★★★★

話の面白さ:★★★

完成度:★★★★★

おすすめランク:S

なんとこの『体育館の殺人』、2018年2/9現在、AmazonのKindleUnlimitedの対象作品になってます。KindleUnlimitedは月額980円で特定の電子書籍が読み放題のサービスですが、初回は30日無料で体験できます。なのでコレ、無料で読めちゃいます。オトクすぎる!!

『水族館の殺人』 青崎有吾

夏休み最中の八月四日,向坂香織たち風ヶ丘高校新聞部の面々は,取材で市内の穴場スポットである,丸美水族館に繰り出した。館内を館長の案内で取材していると,B棟の巨大水槽の前で驚愕のシーンを目撃。な,なんとサメが飼育員と思われる男性に喰いついている! 駆けつけた警察が関係者に事情聴取していくと,容疑者は11人にもおよぶことに。しかもそれぞれに強固なアリバイが……。袴田刑事は,仕方なく妹の柚乃へと連絡を取った。あのアニメオタクの駄目人間・裏染天馬を呼び出してもらうために。“若き平成のエラリー・クイーン”が,今度はアリバイ崩しに挑戦。

体育館の殺人に続く、裏染天馬シリーズ2作目。

こちらはシリーズ化ということもあって、本格ミステリでありながら、各キャラクターが徐々に掘り下げられていく青春小説っぽい雰囲気もパワーアップ。ここは好みを選ぶかもしれないですが、『体育館』で各キャラクターを好きになれたなら間違いなく楽しめます。

謎解きは相変わらずの論理と消去法の鮮やかさが光りますが、難易度は体育館よりだいぶ上がった印象。伏線がかなりさり気ないので気づきにくくなってます。

個人的には体育館のほうが好きでしたが、こちらも良作なので是非。

結末の衝撃:★★★★

巧妙な伏線:★★★★

一気に読ませる:★★★★

話の面白さ:★★★

完成度:★★★★

おすすめランク:A

『図書館の殺人』 青崎有吾

期末試験中のどこか落ち着かない、ざわついた雰囲気の風ヶ丘高校。試験勉強をしようと学校最寄りの風ヶ丘図書館に向かった袴田柚乃は、殺人事件捜査のアドバイザーとして、警察と一緒にいる裏染天馬と出会う。男子大学生が閉館後の図書館内で殺害された事件らしいけど、試験中にこんなことをしていていいの? 閉館後に、山田風太郎の『人間臨終図巻』で撲殺された被害者は、なんとなんと、二つの奇妙なダイイングメッセージを残していた……。“若き平成のエラリー・クイーン”が満を持して贈る第三長編。
“館”の舞台は図書館、そしてダイイングメッセージもの!

裏染天馬シリーズ4作目。(3作目は短編集『風ヶ丘五十円玉祭りの謎』)

このシリーズは本当に安定した面白さを保っていて凄い。「最近のミステリは知らない」という人には是非手を伸ばして欲しいです。

4作目まで来ると、もうキャラクターにもだいぶ親しみが湧いてきて、期末試験でのあたふたもだいぶ楽しめて読めますね。裏染の過去にも徐々に近づいていきます。ほんの少しずつではありますが。

今作は長編過去2作に比べると読み終わりに少し納得いかない部分が出てきてしまう感はありますが、推理パートの面白さは健在。このシリーズは文庫化の際に改稿してクオリティが上がっているので、今作の文庫化も楽しみです。

結末の衝撃:★★★★

巧妙な伏線:★★★

一気に読ませる:★★★★

話の面白さ:★★★

完成度:★★★★

おすすめランク:B

『眩暈』 島田荘司

切断された男女が合成され、両性具有者となって甦る。窓の外には荒涼たる世界の終焉の光景が広がっているばかりだ。『占星術殺人事件』を愛読する青年が書き残した戦慄の日記が示すものは何か。醜悪な現実世界に奇想と驚天動地のトリックの矢を放つ。ミステリーの新たな飛翔を決定づけた傑作。

占星術殺人事件同様、奇妙な手記から始まる一作。この作品は「手記物」が好きなら読まない手はありませんよ。

森に恐竜が闊歩し、太陽が消えて死者が立ち上がるというような記述を、全て事実を書いているに過ぎないと言い切る御手洗。この時点でもう結末が気になって仕方ないです。

本の分厚さに眩暈がするかもしれませんがw、引き込まれるので想像以上に一気に読めると思います。おすすめ。

結末の衝撃:★★★★

巧妙な伏線:★★★★

一気に読ませる:★★

話の面白さ:★★★★

完成度:★★★★

おすすめランク:B

『Xの悲劇』 エラリィ・クイーン

ニューヨークの電車の中で起きた奇怪な殺人事件。おそるべきニコチン毒をぬったコルク玉という新手の凶器が使われたのだ。この密室犯罪の容疑者は大勢いるが、聾者の探偵、かつての名優ドルリー・レーンの捜査は、着々とあざやかに進められる。“読者よ、すべての手がかりは与えられた。犯人は誰か?”と有名な挑戦をする、本格中の本格。

私に海外古典ミステリの面白さを教えてくれた一冊。

このXの悲劇を最初に読んだのは10年以上前ですが、未だに映画のように頭のなかに情景が浮かんできます。

大雨の中、路面電車の中で起こる殺人事件、そして深夜の埠頭で起こる殺人事件…。事件の面白さ、犯人の意外性はもちろん、雰囲気を楽しみたい方に超おすすめしたい一作。この点では私の中で不動の1位です。

結末の衝撃:★★★

巧妙な伏線:★★★★

一気に読ませる:★★★★

話の面白さ:★★★★

完成度:★★★★

おすすめランク:S

『Yの悲劇』 エラリィ・クイーン

行方不明をつたえられた富豪ヨーク・ハッターの死体がニューヨークの湾口に揚がった。死因は毒物死で、その後、病毒遺伝の一族のあいだに、目をおおう惨劇がくり返される。名探偵レーンの推理では、あり得ない人物が犯人なのだが……。ロス名義で発表した四部作の中でも、周到な伏線と、明晰な解明の論理は読者を魅了する古典的名作。

バーナビー・ロス名義で書かれたドルリィ・レーン四部作の二作目で、海外ミステリランキングで常に最上位に位置するエラリイ・クイーンの超有名作品。

XとYは本当に同じくらい好きで、どちらか選べと言われても相当迷いますw

余談ですが、バーナビー・ロス=エラリイ・クイーンだとわかった時の世間の騒ぎ方ってどんな感じだったのか凄く気になりますw こういうの今の時代だったらインターネットもあるし凄く楽しそう。

このYの悲劇はXの悲劇とは違い一転して「館もの」。毒々しい雰囲気が全編に漂っていて、暗い雰囲気が好きならたまらないかも。初めて読んだときは言い様のない恐怖で夜眠れなくなったのを覚えています。

それにしても、XもYも本当に今読んでもめちゃくちゃ面白くて一気に読めるのが凄い。古典の翻訳とは思えませんね…。

結末の衝撃:★★★★

巧妙な伏線:★★★★★

一気に読ませる:★★★★

話の面白さ:★★★★

完成度:★★★★★

おすすめランク:S

『エジプト十字架の秘密』 エラリィ・クイーン

ウェスト・ヴァージニアの田舎町、アロヨで不可解な“T”だらけの殺人事件が発生。死体はT字路にあるT字形の標識に磔にされ、その頭部は切り落とされていた。さらに被害者の家の扉には、血塗られた不気味なTの文字が―。エラリーは単身捜査をするが、真相は分からずじまい。だが半年後、再び奇怪な“T”にみちた殺人事件の知らせが届き…。サスペンスあふれる展開と緻密な推理で人気を誇る“国名シリーズ”第5弾。

エラリィ・クイーンの本格推理「国名シリーズ」第5弾。(これだけ読んでも大丈夫!)

田舎町で校長が首無しの磔死体で見つかるところから始まる凄惨な連続殺人。

この作品はとにかく中盤と終盤で聞けるエラリーの推理が鮮やか。本当にエラリィ・クイーンはレベルが高いなぁ…。現場の図とかがあればもっといいんですが、流石にしょうがないか。笑

とにかく分厚く、翻訳ものなので読みにくくて私も挫折したことがあるのですが、読むなら絶対に角川文庫の新訳版をおすすめ。本当にこだわって翻訳されていて、読みやすさもピカイチです。

誰が犯人かはしっかり考えれば確信を持って当てられるレベルなので、頑張って挑んでみてはいかがでしょう!

結末の衝撃:★★★

巧妙な伏線:★★★★★

一気に読ませる:★★

話の面白さ:★★★

完成度:★★★★★

おすすめランク:B

『五匹の子豚』 アガサ・クリスティー

16年前、高名な画家だった父を毒殺した容疑で裁判にかけられ、獄中で亡くなった母。でも母は無実だったのです……娘の依頼に心を動かされたポアロは、事件の再調査に着手する。当時の関係者の証言を丹念に集める調査の末に、ポアロが探り当てる事件の真相とは?

古典ミステリの女王アガサ・クリスティーには有名な作品が数多くありますが、現代の今読んでも文句なしに面白いといえる作品はどれだけあるでしょうか。

もちろんどの有名作品も面白いんですが、全く色あせない面白さがあるという点ではこの『五匹の子豚』は絶対に外せません。

この作品では過去の殺人の再調査をポアロが依頼されるのですが、その時事件に関わった警視や弁護士などに話を聴くことに加えて、現場にいた5人に過去のことを思い出して手記を書いてもらうという方法を取ります。

5人それぞれから見た事件はそれぞれ違った角度から物を見ていますが、ポアロがその手記を分析して犯人を特定する様は見事。読者も全ての情報を与えられて結末に挑むことになるので、謎解き小説としても一級品の出来です。

意外と知られていない名作ですが、完成度の高さが凄いので、ぜひ。

結末の衝撃:★★★★

巧妙な伏線:★★★★★

一気に読ませる:★★★★

話の面白さ:★★★★

完成度:★★★★★

おすすめランク:A

『葬儀を終えて』 アガサ・クリスティー

リチャードは殺されたんじゃなかったの―アバネシー家の当主リチャードの葬儀が終わり、その遺言公開の席上、末の妹のコーラが無邪気に口にした言葉。すべてはその一言がきっかけだったのか?翌日、コーラが惨殺死体で発見される。要請を受けて事件解決に乗り出したポアロが、一族の葛藤の中に見たものとは。

うろ覚えですが、小さい頃にアガサ・クリスティが自分で決めたベスト作品群の中で、有名タイトルに混じってこの『葬儀を終えて』が入っており、この作品を知らなかった私は早速読んでその面白さに驚いたのを今でも覚えています。

とにかく掴みがよくて、一家の主リチャードが死ぬ→遺族が集まって遺言公開→誰もが普通の穏やかな病死だと思っていたのに末妹コーラが「リチャードは殺されたんでしょう?」と言い騒然→コーラが惨殺される

という流れで一気に引き込まれます。

こんなに面白いミス・ディレクション作品ってなかなかないと思います。結末は本当に見事。

巻末の解説で折原一さんもクリスティベスト1に挙げていたのをこの記事執筆中に気付き、ちょっと嬉しくなりましたw

ちなみにアガサ・クリスティ作品はポアロもマープルも全て映像化されています。もちろんこの「葬儀を終えて」もあります。

ポアロは映像配信サービスでは配信されていないので、TSUTAYAディスカスで借りまくって観るのがおすすめ。一ヶ月無料で体験できるので、是非観てみて下さい!

結末の衝撃:★★★★

巧妙な伏線:★★★★★

一気に読ませる:★★★

話の面白さ:★★★★

完成度:★★★★★

おすすめランク:A

①どんでん返し部門

②プロット(物語)完成度部門

③推理小説(謎解き)部門

④トリック部門

⑤一気読み部門

⑥サスペンス部門

⑦短編部門

⑧番外:映像作品部門&私が好きなミステリベスト10+α