【ミステリー小説のおすすめ】私が読んだ名作ミステリーを部門別にランキング!【国内&海外】

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①どんでん返し部門

②プロット(物語)完成度部門

③推理小説(謎解き)部門

④トリック部門

⑤一気読み部門

⑥サスペンス部門

⑦短編部門

⑧番外:映像作品部門&私が好きなミステリベスト10+α

おすすめミステリ「一気読み」部門

『イニシエーション・ラブ』 乾くるみ

僕がマユに出会ったのは、代打で呼ばれた合コンの席。やがて僕らは恋に落ちて…。甘美で、ときにほろ苦い青春のひとときを瑞々しい筆致で描いた青春小説―と思いきや、最後から二行目(絶対に先に読まないで!)で、本書は全く違った物語に変貌する。「必ず二回読みたくなる」と絶賛された傑作ミステリー。

恋愛小説と見せかけて…という作品。

どんでん返しと紹介されることが多いですが、オチに関しては正直超簡単な部類。登場人物が少なく物語の幅が狭いため、1つ違和感が浮上すると考えられるオチがそう多くなく、何かしら予想してしまうと多分当たると思います。

なので、読了後対して面白くなかったと感じる方は私含め多いと思います。

しかし!この本に関しては絶対に二度読みしたほうがいいです。伏線を洗い直すと結構ゾクっときます。実はスルメ本なんですこれ。「最後から2行目の衝撃!」という煽り文句は的外れで、これはじわじわ系です。

ボリュームが少なく数時間で読める点も個人的にはすごく良かったです。恋愛小説好きなら是非。

結末の衝撃:★★

巧妙な伏線:★★★★★

一気に読ませる:★★★★★

話の面白さ:★★

完成度:★★★★

おすすめランク:B

『キングを探せ』 法月綸太郎

繁華街のカラオケボックスに集う四人の男。めいめいに殺意を抱えた彼らの、今日は結団式だった。目的は一つ、動機から手繰られないようターゲットを取り換えること。トランプのカードが、誰が誰を殺るか定めていく。四重交換殺人を企む犯人たちと、法月警視&綸太郎コンビの、熾烈な頭脳戦をご堪能あれ!

2013年の本格ミステリベスト10の第一位に輝いた作品。

4人の男が交換殺人を計画し、それぞれのターゲットと殺す順番をトランプのカードで決める。容疑者が持っていたこのトランプのカードを手がかりに、A、J、Qに続く「K」を探す。

この作品の感想としてはとにかく構成が綺麗で完成度が高いなと。ボリュームも程よいので一気に読めちゃいます。

結末の衝撃:★★★★

巧妙な伏線:★★

一気に読ませる:★★★★★

話の面白さ:★★★

完成度:★★★★★

おすすめランク:B

『仮面山荘殺人事件』 東野圭吾

八人の男女が集まる山荘に、逃亡中の銀行強盗が侵入した。外部との連絡を断たれた八人は脱出を試みるが、ことごとく失敗に終わる。恐怖と緊張が高まる中、ついに一人が殺される。だが状況から考えて、犯人は強盗たちではありえなかった。七人の男女は互いに疑心暗鬼にかられ、パニックに陥っていった…。

高之の婚約者・森崎朋美が不可解な状況の事故で死んだ。

森崎家は毎年夏に別荘で避暑を楽しむイベントが恒例になっていて、高之も参加することに。

しかし8人が集まったその別荘に逃亡中の銀行強盗が侵入し、全員が捕らわれてしまう。

なんとか脱出を試みる8人だが、そんな中なんと1人が殺される殺人事件が起きてしまい、それには森崎朋美の事故が関係しているとしか思えない状況だった…!

というとにかく掴みがよくてガンガン読ませる作品。舞台映画みたい。

結末の衝撃:★★★★

巧妙な伏線:★★

一気に読ませる:★★★★★

話の面白さ:★★★★

完成度:★★★★

おすすめランク:B

『ある閉ざされた雪の山荘で』

早春の乗鞍高原のペンションに集まったのは、オーディションに合格した男女7名。これから舞台稽古が始まる。豪雪に襲われ孤立した山荘での殺人劇だ。だが、1人また1人と現実に仲間が消えていくにつれ、彼らの間に疑惑が生まれた。はたしてこれは本当に芝居なのか?驚愕の終幕が読者を待っている!

雪の山荘に7人の劇団員が集められた。

そこに届いた劇団長からの手紙で、クローズドサークルの連続殺人をテーマにした芝居を作り、自らで演じることを要求される。

やがて1人、1人と消えていく劇団員と、そこに残された殺害方法の紙。次第に彼ら自身がこれは芝居ではなく本当の殺人ではないかと疑い始める。

テンポがかなりいい作品なので、1日で読み切ってしまうことができます。ミステリとしてはそこまで衝撃があるタイプの作品ではないですが、読後感がいいのが特徴で、個人的には東野圭吾作品の中でもかなり好きな作品です。

結末の衝撃:★★★

巧妙な伏線:★★

一気に読ませる:★★★★★

話の面白さ:★★★★

完成度:★★★★

おすすめランク:B

『レイクサイド』 東野圭吾

妻は言った。「あたしが殺したのよ」—湖畔の別荘には、夫の愛人の死体が横たわっていた。四組の親子が参加する中学受験の勉強合宿で起きた事件。親たちは子供を守るため自らの手で犯行を隠蔽しようとする。が、事件の周囲には不自然な影が。真相はどこに?そして事件は思わぬ方向に動き出す。

東野圭吾作品の中ではそんなに評価が高い方ではないと思いますが、個人的に結構好きな一作です。

舞台は湖畔の別荘。4組の親子が中学校のお受験のため、子供の勉強合宿に来ていた。

そこで語り手である俊介の愛人が死体で発見され、俊介の妻が「あたしが殺したのよ」と自白する。

子供の受験のため、将来のために事件を隠蔽するために手を組む親たち…という、親の異常さが垣間見えるダークな作品です。

暗い雰囲気が好きならおすすめ。

結末の衝撃:★★★★

巧妙な伏線:★★★

一気に読ませる:★★★★★

話の面白さ:★★★

完成度:★★★★

おすすめランク:B

映画化もされています。私は映画を先に観ました。

『倒錯の死角 201号室の女』 折原一

覗く男と覗かれる女究極の折原マジック
ベットの上にのびた恍惚の白い脚──男の妄想が惨劇を呼ぶ!

ベッドの上に白くすらりとした脚が見える。向かいのアパートの201号室に目が釘付けになった。怪しい欲望がどんよりと体を駆けめぐる。あちら側からは見えないはずだ──屋根裏部屋から覗く男と覗かれる女の妄想がエスカレートし、やがて悪夢のような惨劇が。折原ワールドの原点ともいうべき傑作長編!

上に『異人たちの館』『倒錯のロンド』で紹介した折原一の作品。

覗きが癖になっている翻訳家の男と、覗かれる若いOL…。しかしその女の首にはストッキングが…!というどこかヒッチコックの裏窓を連想させる始まり方。

なんと文庫でありながら最後の謎は袋とじの中。こんなの見たことありませんでしたw

異人たちの館、倒錯のロンド同様、一気に読ませる展開には脱帽です。

結末の衝撃:★★★★

巧妙な伏線:★★★

一気に読ませる:★★★★★

話の面白さ:★★★

完成度:★★★

おすすめランク:B

『ロートレック荘事件』 筒井康隆

夏の終わり、郊外の瀟洒な洋館に将来を約束された青年たちと美貌の娘たちが集まった。ロートレックの作品に彩られ、優雅な数日間のバカンスが始まったかに見えたのだが…。二発の銃声が惨劇の始まりを告げた。一人また一人、美女が殺される。邸内の人間の犯行か?アリバイを持たぬ者は?動機は?推理小説史上初のトリックが読者を迷宮へと誘う。前人未到のメタ・ミステリー。

ロートレックの作品に彩られた洋館で、3人の美女が次々と殺される。

1990年に発表され当時斬新だったこともあり謎解きの解説が若干くどいですが、このおかげでどこに伏線を張ってあったかがわかりやすいので嬉しい一面も。

上品な舞台に似合う情緒的な結末も好みです。200ページという薄さなので1日で読める点も嬉しい。

結末の衝撃:★★★★

巧妙な伏線:★★★★

一気に読ませる:★★★★

話の面白さ:★★★

完成度:★★★★

おすすめランク:B

『ルビンの壺が割れた』 宿野かほる

「突然のメッセージで驚かれたことと思います。失礼をお許しください」――送信した相手は、かつて恋人だった女性。SNSでの邂逅から始まったぎこちないやりとりは、徐々に変容を見せ始め……。ジェットコースターのように先の読めない展開、その先に待ち受ける驚愕のラスト。覆面作家によるデビュー作にして、話題沸騰の超問題作!

一気読み部門とはこの作品のためにある言葉かもしれない。

新潮社がこの作品につけるコピーを募集するために全文無料で公開したという経緯がある衝撃作。

SNSでの会話のみで繰り広げられており、本当に数時間で読み切ってしまいます。賛否両論の話題作ですが、気になる方は是非。

結末の衝撃:★★

巧妙な伏線:★★

一気に読ませる:★★★★★

話の面白さ:★★★

完成度:★★

おすすめランク:C

①どんでん返し部門

②プロット(物語)完成度部門

③推理小説(謎解き)部門

④トリック部門

⑤一気読み部門

⑥サスペンス部門

⑦短編部門

⑧番外:映像作品部門&私が好きなミステリベスト10+α