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シン・ゴジラのストーリーネタバレ。結末は…?
自衛隊、在日米軍の攻撃に本当にびくともしないゴジラ氏。
しかしゴジラは体内のエネルギーを放出しきったことで硬直し、その場から動かなくなります。
その間に主人公達はゴジラの体内に原子炉のような構造があること、それを血液の循環で冷却していることを突き止め、血液を凝固させることで完全に機能を止めてしまうというゴジラの凍結作戦を計画。しかし多国籍軍は核による攻撃を進言し日本もこれにしぶしぶ同意。主人公たちは核の攻撃日時までになんとしてもゴジラ凍結作戦を完成させなくてはなりません。
ギリギリでゴジラ凍結作戦「ヤシオリ作戦」の手はずを整えた主人公たちは、それを実行に移します。これがなかなかぶっ飛んだプラン。
- 新幹線、在来線を無人運転し爆弾にしてゴジラにぶつけて陽動する。
- ゴジラの周囲のビルを爆弾で爆破しゴジラにぶつけ、ゴジラを転倒させる。
- ゴジラが転倒した隙に、血液凝固剤を口から注入しまくる。
- ゴジラが動き出したら1から繰り返す。
という凄まじいインパクトw
結論からいうとこの作戦は無事成功し、ゴジラはその場で凍結。置物になってしまってENDです。
しいて文句を言うなら、ヤシオリ作戦が盛り上がりに欠けた
シン・ゴジラで一番勿体無いと感じたのがこのヤシオリ作戦。一番盛り上がるべき真打の作戦なのに、そこまでの会議室サスペンスに比べて、圧倒的に盛り上がりに欠けたと思うんですよね。
その理由の一つが、作戦決行までに描かれていたのが血液凝固剤の確保に集中しすぎていたということ。
新幹線や在来線を爆弾にしたり、ビルを爆破して転倒させたりというのはどれも作戦に入ってから見せられるので、どうしても観てる方は置いて行かれてるんですよね。
あれじゃなんで見事に上手く行ったのかという説得力にも欠けるし、しっかり作戦を一から練るシーンも是非観せて欲しかったなと。実際ヤシオリ作戦は、「やられたらもう一回」というだけの単純極まりない運びだったので、あれじゃ流石に作戦としては甘い気がするんですよね。あれがすんなり成功してしまったところに、最後の最後でリアリティが消えてしまったかなぁと。
あとこれは日本らしくて面白いなと感じたのですが、ゴジラを無事凍結させた後誰も大声で喜んだりしないことw 皆ホッと一息ついたりため息をついたりっていうリアクションなんですよね。これがハリウッドの映画なら皆書類を上に投げて大歓喜となるところなので、映画としてのテンションがまるで違っていて面白かったですw
ラストシーン、ゴジラの尻尾に人の死体があった意味は…?牧博士の謎を考察
ラストシーン、凍結したゴジラの尻尾に人の死体らしいものが取り込まれているのが映って画面が暗転してしまいます。
一体あれはなんの意味があったんでしょう…。牧教授の死体があがっていないので博士の死体かもしれないと最初は思いましたが、複数の死体があったような気もするので…。
劇中で示唆されていた、第5段階への進化の前兆なのかもしれないですね。次の進化に人が関連しているとしたら、どう転んでも恐ろしい…。
※追記
2回目観てきました!
今回、尻尾の人間型の何かには確実に牧教授が絡んでいるということをほぼ確信しました。今回気づいたのは次の三点。
- ゴジラから剥がれた身体の一部から、それ自体が増殖するという可能性の示唆。
- 矢口「牧教授は何を好きにしたんだ」というセリフから、ゴジラの尻尾がバキッと剥がれて割れるカットへの流れが明らかに意図的。牧教授はゴジラの尻尾に関して何らかの手を加えた、つまり好きにしたに違いない。
- 割れた身体の一部は増殖する→尻尾が剥がれるシーンがある→EDで、その尻尾には人の死体が。死体は複数なため、あれ自体は牧教授ではない。
この三点から推測すると、ゴジラの尻尾から剥がれた一部が人型になって増殖するのではないか…?ラストの死体は、ゴジラが凍結したことによって具現化したものなのではないかと感じました。
人によっていろいろ見方があるのはやっぱり面白いですね~。これは続編を期待してもいいのだろうか…!?
huluでは初代ゴジラ(1954)や関連作も配信中!
2016年8月現在、huluでは初代のゴジラに加えてシリーズの映画が配信されています。
特に初代ゴジラは今回のシン・ゴジラでも意識されたメッセージ性の強い作品。この機会に是非ご覧になってみてください。おそらく期間限定なのでお早めに!!