こんにちは!
ずっと書こうと思いつつも面倒臭がって紹介できずにいた漫画があります。
それが『中間管理録トネガワ』。
カイジのスピンオフ作品なんですが、これがもうとにかく笑えて面白いマンガなんですよ。
なんと今回、2017年版の『このマンガがすごい!』の男性編1位に選ばれてしまいましたw
ちょうどいい機会なので、今回の記事では、いくつか面白かった場面をピックアップしてみたいと思います。
※追記
アニメのナレーションマジで合ってなさすぎだと思います。シリアスにギャグだから面白いんだろう…常識的に考えて…
Contents
中間管理録トネガワは現在第5巻まで発売中
2018年7月現在、7巻まで発売されているこの作品。
個人的には、1巻と2巻が圧倒的に面白いです。
正直3、4巻と少し下り坂な印象でしたが、5巻はまた面白かったのでこれからの展開にも注目です!
ここからは、個人的に面白かった場面をランキング形式で6つ紹介します!
6位 第三巻:第十五話『採用』
「帝愛は漆黒…ブラック中のブラック…!」
帝愛の入社面接回。
「どうぞお気をつけてお帰り下さい」と言われた者はその時点でアウツ…!不合格…!
もしも採用する場合はそのまま別室へ誘導…!
帝愛は返さない…優秀な人材を…!
利根川の面接ブースでサブに座る山崎が、合否の判定の深さに振り回される話。
学歴・筆記・受け答え・帝愛への熱意が凄い→帝愛のブラックさを見抜けていないため不合格
すでにいる黒服と紛らわしい名字や似た顔→他の黒服と混同するので不合格
優秀だが顔に特徴がありすぎる→他の黒服と間違わず便利だが、会長より目立ちかねないので不合格
入社が決定した25人のなんともいえなさが面白いですw
5位 第一巻:第五話『乱切』
「特大焼肉プレート…!」
利根川が部下の黒服たちからの信頼と名誉を回復するため、黒服たちをレジャーに誘う回。
数百万という金を投入し黒服の機嫌を取る利根川だが、鉄板が全て錆びていた!
そこで登場したのがなんと「あの鉄板」。
後々利根川が焼き土下座をすることになるあの鉄板ですw 利根川はあれを特大焼肉プレートだと勘違いし、あの鉄板を使って高級神戸牛のバーベキューを開始。
土下座強制機を「トング掛けだ…!」とか言いながらニヤニヤしている利根川が面白すぎますw
4位 第四巻:第三十話『弁舌』
「Fuck you」
かの有名な「Fuck you ぶち殺すぞ…ゴミめら…!」の回。
限定ジャンケン第一回。利根川はクズたちに勝ち続けることの重要さを説き、「勝たなければ野茂はウスノロ、羽生は根暗、イチローはいけ好かないマイペース野郎…!」の勢いでクズたちを黙らせた。
利根川の演説に感動した黒服の山崎は、船の甲板で利根川に演説について語ってもらい(ファックユーではない、Fuck youだ)ますが、そのせいで利根川のノドが潮風にやられてしまいますw
ノドを痛めた利根川の代わりに、第二回限定ジャンケンで演説をすることになった山崎。
裏から利根川がカンペで指示を出しますが、「イチローはいけ好かないマイペース野郎」と言うとクズの中にイチローファンがいてまさかの大反論。利根川がカンペで「羽生押しでいけ!!」と出してくれますが最前列に将棋の駒デザインの服を来たクズがいて…w
3位 第五巻:第38話『呟言』
「これにはワシも大草原…!」
帝愛公式のTwitterのフォロワー数が全然伸びないことを危惧した利根川が、公式アカウントの中の人をやると言い出す話。
帝愛アンチのアカウントにフォロワー数が負けていることに憤り、フォロワーを集めるためにいろんな手法に手を出す利根川があまりにも面白すぎるw
最初はツイートをとにかくしなければいけないと、
今日は雨が降る模様…!ご持参下さい…!傘…!
吹き荒れる…!強風…!理外の竜巻警報…!
刮目…!今日はスーパームーン…!
などとツイートするが伸び悩む。(しかしこの時点で笑えるw)
アンチアカウントがネコのgif画像やトレンドアニメの直筆イラストなど比較的伸びやすいツイートを使い、さらにバズったツイートを固定に設定するなどかなりの立ち回りを見せ(この辺もちょっと皮肉っぽくて笑えるw)、
利根川はそれに対抗するためにネコのgifを探し、トレンドアニメを片っ端から見始めるw
さらに短期間でネットスラングも使いこなし始める…!
それでもアンチとのフォロワー数が縮まらず、ついに迷走。
「けものフレンズ」を見ながら手描きイラストを書き始め、何をやっとるんだワシは…!と鉛筆を投げるシーンで大爆笑しましたw
2位 第一巻:第一話『紹介』
「つくかっ…!区別…!!」
つかみが最高だった第一話。
これはお試しで読めるので是非今すぐ読んでみて下さい!
お試しで読めなくなっているー!!
利根川が自分の下で働く黒服たちに自己紹介をさせる回です。
ややこしい名前と見た目、そして誰も彼も趣味はボウリングという区別のつかないカオス環境で利根川が絶望しますw
1位 第二巻:第十話『書換』
「マトリックス…!」
ようやく黒服の顔と名前を覚えた利根川に起こる悲劇回。
限定ジャンケンの企画が通った打ち上げに、黒服たちが好きなボーリングに連れていく利根川。(言っとくが…192だぞ…!ワシのベストスコアは…!)
しかし翌日、ハメを外しすぎたせいか黒服たちが全員遅刻。全員に土下座で謝られる利根川だったが、謝るだけなら子供でもできる、どう行動で精算するかだと一喝。
しかしそれをわかっていた黒服たち。全員が猛省し頭を丸めてきていた。
ここからの流れが面白すぎて笑いを全く堪えられませんでした笑
似通った貴様らの顔を覚えるのにワシが最もヒントにしていたのは…
髪型だった…!!
同じスーツと同じサングラスの男たちが揃いも揃って髪型まで統一してしまったら
これはもう判別不可っ…!無理……!
マトリックス……!
え…?マトリックス…?
知ってるか…?
バカッ…!観とけっ…!マトリックスぐらいっ…!
すみません…すみません…!
では明日みんなで上映会を…
バカッ!バカかっお前…!
結局…
苦労して覚えた黒服の顔と名前は…
書き換えられてしまう…!
利根川ここに来てまさかの…
上書き(リローデッド)……!
鮮やかすぎて天才かと思った。笑
この他にもカツ丼大盛りの回や限定ジャンケンの箱の中の話など、面白い話がてんこ盛りで、私にとってはもはや本編より圧倒的に楽しめる作品になってしまいました。
このマンガがすごい!の2017年度でも男性編で1位を獲得したこの『中間管理録トネガワ』。これからも目が離せない作品になりそうです!
Amazonのレビュー評価が高すぎてそこでも笑ってしまった…w
番外編『一日外出録ハンチョウ』は面白い?
2017年6月、トネガワの5巻と同時に、地下の強制労働施設でカイジとチンチロで対決した大槻班長のスピンオフ『一日外出録ハンチョウ』が発売されました。
個人的にはトネガワのほうが面白さでは上ですが、こちらもなかなかに面白い作品になっていますw
特に面白かったのは…
第五話「柿放」
一日外出の機会に、地下労働施設での物販の仕入れを行っていた大槻。
今回の一日外出では同時に外出した沼川と一緒に、消費者の購買意欲を尽きさせないために公園で商品の厳選をしていた。
このWコンソメ、クオリティ上がったな…!
のり塩やめてこっちにするか?
個人的にはピザポテも…!
さらに今回は他の班の物販追い上げに対抗するため、新商品の開発を始めようとする大槻。
ギリギリまでアイデアが浮かばなかった大槻だが、携帯ショップを目にして思いつく…!
柿放題…!w
月々5000ペリカで10袋まで、さらに6ヶ月の契約でKP(カキピー)Unlimitedというプランを構築。
大喜びで契約する労働者達だが、大槻の目論見通り柿ピーに皆3日で飽きてしまう。
しかし大槻は契約書に、KPUnlimitedの解約は契約からちょうど6ヶ月後でないと解約料がかかると記載していて…
みたいな話です。非常に使いづらい携帯料金の皮肉っぽい話で面白かったですw
こちらも要チェックですよ!