オクトパストラベラー大陸の覇者

【オクトパストラベラー大陸の覇者】前作ファンが終章クリア時点でマジレスレビュー!

こんにちは!シュガーです。

今回は『オクトパストラベラー 大陸の覇者』を、前作ファン目線でマジレスレビューしていきたいと思います!

ちなみに結構読まれている前作のレビューがこちらです。

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レビューするにあたって、いくつかの項目に分けて書いていけたらと思います。

・ストーリー

・ゲーム性

・ソシャゲ化について

・音楽

・総合

 

当然ネタバレを含みますので、未プレイの方はご注意ください!

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ストーリーについて

まず、このゲームの顔である最初の3つのストーリーですが、

富を極めし者 ヘルミニア

微妙でした。

 

一番の原因が、主人公が完全に蚊帳の外で全く感情移入できないということ。

このストーリーに関しては、ソシャゲ化の弊害をもろに受けていると感じていて、

自身が操作するパーティキャラがバルジェロたちであれば全く面白さが違ったのではないかなと思います。

バルジェロたちは強そうなのになんで自分たちのパーティキャラだけが戦ってるのか、最後まで違和感が凄まじいのです。せめてゲストキャラ制でもあればよかったのでは。

特にバルジェロとソニアの話なんて完全に他人の話にしか思えず、話が完全に右から左へ流れていってました…

 

あとは、ヘルミニアの過去を匂わせるだけでなくもう少し深堀りしてほしかったです。主人公がmobなのでもはやバルジェロたちよりヘルミニア自身へのほうが興味があったので。

権力を極めし者 タイタス

並でした。

 

まさかの純愛ラブストーリーで、基本的にはこちらも主人公たちは置いてけぼりなのですがヘルミニア編よりは自分で首を突っ込んでいる感があって楽しめました。

ただこちらもタイタスの掘り下げが少し弱いかなと…。とにかく3篇の中では一番記憶に残らなそう…。

教会に不満を持つ理由は理解できたのですが、ちょっと魅力に欠けるキャラクターでした。

名声を極めし者 アーギュスト

マーッッヴェラス。

 

これは超面白いです。

今作の3ストーリーの中では文字通り圧倒的で、RPGのストーリーとしても個人的にはかなり好きな部類。

私はかなり読書をするのですが、これは面白い小説を読み終えたときに近い満足度がありました。

他の章とは出来のレベルが圧倒的に違っていて、まずこれは主人公が全くmobではなくしっかり物語に関わっている点、アーギュストの魅力がしっかり描かれている点からとても面白く、むしろこの短さでよくここまでの話にできたなと関心するレベルです。

もしオクトパストラベラーのストーリーが好きだったという方は、この名声編だけはプレイしてほしいです。

 

総合的に言うと、やはり主人公たちのストーリーだった前作と比べると、感情移入度がだいぶ下がりました。

こうなると実質物語の主人公の敵キャラと登場人物の工夫が必要で、それが上手く行っている名声編が面白い、といった感じです。

ゲーム性について

かなり硬派なバランスになった

個人的に、前作『オクトパストラベラー』で好きだったところの1つが、自由度が高くて少し壊れ気味のゲームデザインでした。

というのも、前作は序盤から強敵の中をかいくぐって遠い街まで頑張って行けば最強クラスの装備を入手できたり、攻略の自由度が非常に高かったのです。

 

それが今作は、かなり硬派なゲームデザインになりました。

宝箱に入っている装備や人からねだったり買い取る装備もレベル制限がついていて、今作は無理に頑張って入手する必要が全くなく、決められたレールの上を走る色が強くなっています。

前作は装備さえ回収してしまえば楽勝になってしまうのも裏を返せば問題だったため、ここは賛否両論あるところだと思いますが、個人的には前作の自由度が好きだったので少し残念。

戦闘は明らかに進化している

一方戦闘ですが、こちらは進化していると感じます。

バトルジョブがなくなり、アビリティの数も制限されたのでより戦略が重要になり、また先程述べたように装備のズルもできないので、しっかりレベル上げや戦略を練って攻略していく必要があります。

 

特に印象的なのが、SPのカツカツさですね。

アイテムすら使えず、今作は大技の消費も大きいのですぐにSPが尽きます。

消費が大きいのは結構戦略の重要性が増すので好きなんですが、後列に下げないと回復できないのはちょっと微妙で、1人取り残されるとポケモンでいうPP切れのわるあがきマシーンみたいになります。

支援での回復も回数が限られるので、通常攻撃でSPが1回復するとかだと嬉しかったかも。

ソシャゲ化について

正直、そりゃSwitchでやりたかったのが本音です。

私自身、RPGは「用意され、決められたリソースの中で工夫する」ところに面白さを感じていて、まずプレイヤーによってそのリソースが異なるのはあまり好きではありません。

ゼルダBotWのようにプレイヤーそれぞれのプレイ体験が違うのは素晴らしいことなんですが、それはあくまで過程の違いが楽しいのであって、ガチャによるランダム要素が楽しいわけではありません。

 

また、PTキャラをガチャにすることによって主人公たちがmobとなり、ストーリーに深く関わらないせいで名声編以外をあまり楽しめなかったことから、このオクトパストラベラーというゲームとも相性が良くないと感じています。

ガチャに関して

また、ガチャに関しては★4も優秀なキャラが多く結構良心的で、リセマラ厳選もあまりせずに進めるように作られていると思うのですが、

そのことからリセマラをやりにくくしたのはちょっと失敗なんじゃないかと思っています。

というのもソシャゲ=リセマラと考えるプレイヤーも多いでしょうし、★5が引ける以上最初は★5から開始しないと勿体ないと感じるプレイヤーも多いので、

実は★4も強かったり、攻略に★5が必要かどうか、というのは置いておいて、最初は満足行く形でゲームをスタートしやすいように作っておいたほうが、プレイヤーが増えたのではないかと感じます。

 

あと、★5キャラが★4の状態で出たり、★4のキャラが★3の状態で出るのはただただストレスなだけなので擁護不可です。

ゲームを作る側も稼がなきゃいけないので、プレイヤーは結局ついていくかどうか選ぶだけ

とはいえ、もちろん製作者サイドのことも考慮はしていて、やはりゲームを作る側も稼がなきゃいけません。

であればやはり現代はこういう形態のほうがベターなのでしょう。

 

ならプレイヤーとしては、それを理解した上で遊ぶかどうか選ぶだけです。

私自身も前作『オクトパストラベラー』が大好きな作品だったので、もちろん楽しめた分だけお金を使おうと思っていますが、

私自身はSwitchの1作分+DLC課金の価格分までは払わないかなと思います。

この先もコンテンツはどんどん追加されるとのことですが、長期的にプレイするという予定は今のところあまりありません。

音楽について

控えめに言って神です。

このゲームにはもう一人指輪の持ち主がいて、それは「音を極めし者 西木康智」で間違いないでしょう。

 

前作のときからそうだったのですが、相当な気合が感じられますし、しっかりそのキャラクターを表現した音楽を作るのが流石の一言です。

今作の一番のお気に入りは富を極めしものヘルミニアとのバトル曲。正直視聴が公開されたときから50回は聴いてましたw

総評

とにかく音楽が良く、雰囲気の良さは前作同様。ストーリーは名声編がかなり面白いです。

また、戦闘もかなり面白くて、前作の戦闘が好きだったという方は間違いなく楽しめると思います。

 

ただ、やはりソシャゲ化はプレイヤー側にとってはマイナス面のほうが多いと感じます。

とりあえずリリース後一週間現在はキャラクター数も少ないので、普通にプレイしていても★5は3~4人くらい揃う可能性が十分あるのでかなり良心的なのですが、もしこれからどんどんキャラクターが追加されていくようであればどうかなという感じです。

 

今後もコンテンツの追加予定がかなりあるので、長く遊びたいという方にはおすすめですね!