思想

武井壮のとある名言にハッとさせられた話。『実力だけではプロにはなれない。』

こんにちは、シュガーです。

武井壮さん、凄い人ですよね。凄い人であると感じるのと同時に、発言の重さというのは辿り着いた社会的価値があって初めて付いてくるものだなと感じさせられています。

というのも、好きなことを極めようとストイックに取り組む人はこの世の中に沢山いるからです。ですが、それを社会的価値に繋げることができる人というのは本当に少ないですよね。

だからこそ武井壮さんのような人がメディアに露出してくるというのは凄く貴重だなぁと感じています。

今日は、その武井壮さんの発言にハッとさせられた話です。e-sportsと絡めて書いてみようかなと思います。

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武井壮さんってどんな人?

『百獣の王』として有名ですが、私はそれはあくまでバラエティ的な顔だと思っていて、そのストイックな姿勢こそ武井さんの一番の特徴であると思います。

  • やらなきゃいけないことよりやりたいことで生きる
  • どんな嫌なことでも見方を変えればやりたいことになり得る
  • 一日一時間を積み上げていけば、どんなことでもできる
  • 対自分の勝負にだけは365日負けない。毎日必ず一つ成長する

こんな価値観が印象的です。実際思うだけならできるかもしれませんが、本当に実行できるのは本当に凄い。

そんな武井さんの発言で最近ハッとさせられたものがあります。

武井さんの『アマチュアとプロの違い』についての名言

『自分のクオリティを上げたいとだけ考えているうちは、アマチュアだと思います。技術を磨くのはプロとして当たり前の作業。その技術を持って、多くの人を幸せにするのが、プロの仕事だと思います。』

出展:リクナビ

これです。

何かを極めたら、そのままプロといえるようになるのか。それは違うという話です。

 

武井壮さんのこの発言は、武井壮さん自身の経験に基づいています。

武井壮さんは10種競技の日本チャンピオンですが、彼は『日本一』という、まさに実力という点では極めたと言える位置に到達しました。

ですが、10種競技はとても知名度の低い競技。そのパフォーマンスを「見たい」と思ってくれる人が全然いませんでした。日本一になっても、彼はプロとしてやっていくことはできなかったんですね。

 

プロというのは、その活動でお金を得られる、生活していけるということです。

そのためには、必ず人から見てもらったり、楽しんでもらったりしなくてはなりません。その人のパフォーマンスを楽しんでくれる人の数が必要なのです。

自分本位でただ実力を極めていっても、それを見てくれる人、楽しんでくれる人がいなくてはプロとして成り立つことは絶対にないんですよね。

 

 

私は一時期、ゲームをガチでやっていたことがあります。

最近、e-sportsの波が日本にもやってきていますよね。本当に急速に。プロゲーマーと呼ばれる人たちも増えてきました。この武井壮さんもストリートファイターVを最近プレイしていて、目の付け所が流石だなと思っていますw

私はゲームをプレイしていたからこそ、武井壮さんの発言に反応できたのかもしれません。

何かにストイックな姿勢で打ち込むというのは、自分の殻に閉じこもりがちになりはしないか…?自らアマチュアの域に閉じこもっていないか…?と。

 

例として一つ挙げたいのが、ゲームにおけるキャラ選択です。

対戦ゲーム、格闘ゲームには必ず最強キャラというものが存在しています。1強がいないとしても、最上位グループというのは必ず存在します。

『最強キャラこそが正義』と思っているプレイヤーは多いです。私は勝つために最強のキャラを選択することは、当たり前のことだと思っていました。

ですが、プロゲーマーは必ず最強キャラを使っているかというと、全くそうではありません。誰もが自身のパフォーマンスを最大限に引き出す練習をしていますが、キャラ選択を勝ちに最適化していないプロは普通にいるのです。そんなキャラでも人一倍勝てるという実力に大きな魅力があるんですよね。

必ずしも一番勝つのがプロだというわけではなく、観ている人が楽しめる人こそプロになりうるからだと、私は改めて気付かされました。

 

最も有名なプロゲーマーであるウメハラさんは、実力もそうですが、エンターテイメント性が突出しているプレイヤーだと思います。

e-sportsの一つの問題点として、そのゲームを知らない人が見てもよくわからないという点があると私は思っています。実際、知らない格闘ゲームの世界大会決勝を見ても、いまいち楽しめません。

でも、ウメハラさんのプレイはどうでしょう。

ニコニコ動画やyoutubeでも超大人気ですよね。私も勿論大好きです。あれだけの人気は、ゲームを知っている人は勿論、ゲームを知らない人が見ても楽しめるプレイングだからに間違いありません。ウメハラさんはその点でやはり、最もプロゲーマーという名が似合う人だなと感じます。

 

私は今ゲーマーではありませんが、ブログだって同じことです。

自分本位でクオリティを上げ続けるだけでは、アマチュアの域を出ることはありません。

クオリティを上げ続け、かつそのクオリティで人を楽しませることができれば初めてプロへの可能性が開ける。

プロを目指すべきというわけではありませんが、何をやるにしても、人を楽しませることが価値であるという点に注目しながら取り組むことで、今まで見えなかったものが見えるようになるのではないか。

そう感じたというお話でした。何事も、広い視野を持って取り組みたいですね。

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余談です。

オトナの学校 武井壮

謝りたい人がいます 武井壮

この2つは本当におすすめです。後者、本当に泣けます。