こんにちは!シュガーです。
前作『ルビンの壺が割れた』で話題になった宿野かほるさんの第二作、『はるか』読みました。
今回は早速感想です。ネタバレ部分は2ページ目にまわしてありますので、未読の方もご安心して読み進めてください。
『はるか』のストーリーあらすじ
賢人は小さな頃、海岸で一人の少女と出会う。彼女の名は「はるか」。一瞬で鮮烈な印象を残した彼女を、賢人はいつしか好きになっていた。それから30年以上。長じて人工知能の研究者となった賢人は、ある画期的なAIを生み出す。AIの名は「HAL‐CA」。それは、世界を変えてしまうほどの発明だった―。近未来の愛を予言した、衝撃の恋愛小説。
主人公の賢人は、小学生時代に珍しい石「メノウ」を探しに海岸に行って、そこではるかという少女に出会う。
彼女は賢人が何年探しても見つけられなかったメノウをなんとその場で見つけてしまい、その石を賢人にくれる。
はるかは東京から来た女の子で、夏休みの間何回か会って遊ぶようになっていた。そしていつしか、2人は恋に落ちる。
しかし、はるかの父親が仕事の関係でアメリカに行くことになり、7年もの間離れ離れになることになってしまう。
はるかと賢人はその間も手紙のやり取りをしようと約束するが、もしそれが上手くいかなかったら、7年後の今日、この海岸でまた会おうと約束した。メノウをはるかに預けて。
はるかは賢人に宛ててこまめに手紙を送ってくれるが、どうやら賢人の返事の手紙がはるかに届かない。はるかから届く手紙に、毎回返事が来なくて寂しいと書かれているのだ。
そして時は経ち7年後、ふと思い出して賢人は海岸に向かう。するとそこには口紅で「さようなら」と書かれたメノウが。はるかが来たことを確信した賢人だが、探し回ってもはるかは見つからなかった。
その後、賢人とはるかは奇跡的な再開を果たすが…
と、序盤はこんな感じです。
上の引用あらすじにもあるように、この話はAIと恋愛がメインのストーリー。ただAIのことまであらすじを語るといきなりある種のネタバレになるので、控えました。
ジャンルとしては、恋愛サスペンスというのがふさわしいと思います。
『ルビンの壺が割れた』と同じく、1時間から2時間あれば読めちゃう一気読み本ですね。
ここまでで興味を持った方は、ぜひ読んでみてください!
それでは、2ページ目ではネタバレと感想です。