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アガサ・クリスティ映画『ねじれた家』ネタバレ感想!未読でも結末が読めてしまった理由とは!

こんにちは!シュガーです。

映画『ねじれた家』早速見てきました!

クリスティの原作は30冊程度は読んでいるんですが、この『ねじれた家』はまだ未読で、せっかくなので未読のまま映画館に行ってきました!(そして原作を買ってきました)

今回は早速感想を書いておきたいと思います。ネタバレありなのでまだの方はご注意を!

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映画としては充分楽しめた。重厚な雰囲気で贅沢な2時間を過ごせる

まず、クリスティの作品は多く映像化されていますが、『ゼロ時間へ』など、映画とはいいつつも実質2時間ドラマのような雰囲気の作品が少なくないです。

でもこの『ねじれた家』は俳優も豪華だし映像も重厚で、映画感バッチリ。ドラマのようなちょっと安っぽい雰囲気は全くなく、贅沢な時間を過ごせました。

特に車のデザインとか建物の内装とか、見た目で楽しませる要素も充分。映画館に行く価値は充分あったと思います。

また、この作品はどちらかというとネタが重要な作品なので、ネタバレを食らう前に観ておく、または読んでおくのが重要な作品ですね。

『ねじれた家』未読でも結末が読めてしまったその致命的な理由

私はこの作品の犯人は完全にわかってしまったのですが、それには致命的な理由がありました。

ネタバレ込みとはいえ他の作品のことまではちょっと言及しづらいのですが(2ページ目でこの作品について語ろうと思います)、

 

それは、ミステリファンなら誰でも知ってるあの超名作に物凄く似ていたからです。

 

「ねじれた家」という一族皆がおかしいという設定そのものがまずもう似ているし、被害者は脚本家で何やら『暴露』という作品があったりなど嫌な予感がぷんぷん。

後者は流石に真相には大きく関わっていなかったのですが、物語の大筋としては非常によく似ています。

後半になって大叔母イーディスがノートを見つけた様子でもう犯人を確信してしまった人は多いハズです。

終わり方も、ちょっと違うとはいえかなり似たものを感じましたね。

正直クリスティらしくないな?と感じた結末でしたが、クリスティの自薦ベスト10に入る名作だったりする

二つ目の感想としては、この結末がちょっとクリスティらしくないなと感じたことです。

結末というより犯人ですよね。これがなんかクリスティっぽくないなぁと。

上で挙げた例の超名作ほどのダークさはない作品だし作家だと思っていたので、この点で意外でした。実際このタイプの犯人ってこの作品だけですしね。(内面がおかしい犯人なら他にも結構いますけどw、今作はやはり少しタイプが違う)

 

そして更に意外なのが、この『ねじれた家』がクリスティの自薦ベスト10に入っているということ。

明らかにあの超名作のオマージュなんじゃないのかというくらい似ている今作ですが、それを自分で気に入っているということはあくまでオリジナルとして書いたのだろうか。いろいろ考えてしまいますね。

 

では、例の名作に関しての話は2ページ目で。犯人もガッツリネタバレしているので注意です!

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