こんにちは!シュガーです。
今回は金田一耕助シリーズの映画で最高傑作と名高い『悪魔の手毬唄』を紹介します。
知名度でいえば『犬神家の一族』や『八つ墓村』に劣る本作ですが、これは本当に名作なので未見の人は必見です!
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悪魔の手毬唄のあらすじと見どころ
文明社会から隔離され、古い因習がいまも力を持つ鬼首村(オニコベムラ)。村に伝わる手毬唄。その歌詞に見立てた殺人事件が発生する。事件解決を依頼された金田一耕助。やがて、事件の背後に村を二分する二大勢力、由良家と仁礼家の存在が浮かび上がってくる。金田一は真犯人を見つけ出すため、失われた手毬唄の秘密を追うが……。石坂浩二の金田一耕助シリーズ第二弾。
金田一シリーズ恒例の「見立て連続殺人もの」の1つ。
この作品の見どころはやっぱり見立ての連続殺人なので「死体」ですね…。
今作はタイトルの通り、手毬唄の歌詞になぞらえた連続殺人が起きます。これがなかなかビジュアル的に強烈で、特にぶどう酒の中の死体は撮り方、色合い、インパクトの全てが強烈。子供の頃観てたら確実に夜眠れなくなってた。
個人的に金田一シリーズの死体は、『犬神家の一族』の「V」(←これで伝えられるのが凄いw)と、この悪魔の手毬唄のぶどう酒が2トップで強烈なインパクトだと思います。「V」は若干笑えてきますが、こちらの死体は嫌な意味で目に焼き付きますね…。
また、シリーズでこの『悪魔の手毬唄』が高く評価されているのは、金田一シリーズの中では最も切ない結末だからでしょうね。それ故にシリーズの中では余韻の素晴らしさが圧倒的で、映画としての完成度が高いです。
『悪魔の手毬唄』が好きな人におすすめの映画
この映画が好きなら、まずは金田一シリーズはすべておすすめできます。
特に市川崑と石坂浩二のコンビの作品はすべて面白いので、とりあえず観ておきましょう。
- 『犬神家の一族』(言うまでもなく映像化作品ではシリーズ内で最も有名)
- 『獄門島』(『悪魔の手毬唄』同様に見立て殺人物の名作)
- 『女王蜂』(個人的にシリーズ内では一番微妙。でも面白い)
- 『病院坂の首縊りの家』(金田一耕助最後の事件)
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