こんにちは!
11月15日発売予定だったはずが本日11日に発売された『ハリー・ポッターと呪いの子』。
全7作をすべて読んできた私としては、番外編っぽいこの作品も読まずにはいられませんでした…!
早速感想を書いてみたいと思います!ストーリーのネタバレは2ページ目に回してありますので、1ページ目は未読の方も安心してお読み下さい。
結論から言うと、普通に面白い作品でしたよ!映像化も是非観てみたいな~。
Contents
今作はリハーサル版の脚本の書籍化!愛蔵版出版の予定も
今作『ハリー・ポッターと呪いの子』は、ハリー・ポッターの作者、J.K.ローリングが書き下ろした新しいストーリーを元に作った舞台劇の脚本を書籍化したものです。
なので今作は今までと違い、台本を読んでいくような形になります。
最初はこれが不安でたまらなかったのですが、読んでいくと意外と気になりません。というのも、もともとハリー・ポッターは会話が多い作品なので、そこまで読みにくくもないんですよね。
愛蔵版を出版する予定もあるようなので、こっちにも期待したいところです。
ハリー・ポッターと呪いの子の主人公は2人!
ハリー・ポッターと呪いの子にはハリーやロン、ハーマイオニーといったメインキャラクターはもちろん多数登場しますが、主人公は次の世代になります。
アルバス・セブルス・ポッター
今作の主人公は、原作・映画のラストシーンに出てきたハリー・ポッター家の次男、アルバス・セブルス・ポッターです。
死の秘宝のラストシーンでアルバスは「スリザリンに入れられたらどうしよう」と言い、「嫌なら組分け帽子は考慮してくれる」とハリーが声をかけましたが、結局アルバスはスリザリン生になります。
魔法界のヒーローであるハリーの息子という立ち位置に悩み、若干グレ気味。
ロッキー・ザ・ファイナルのロッキーの息子とか、NARUTOのボルトを思い出すキャラクターでしたw
スコーピウス・マルフォイ
マルフォイの息子であるスコーピウス・マルフォイも今作の主人公といっていいでしょう。
スコーピウスもアルバスと同様スリザリン生。
マルフォイの妻は病弱だったため、彼らの間には息子ができず、実はヴォルデモートの息子なのではないかと噂されている。
ただ性格は父のドラコに全く似ておらず、どちらかといえばおとなしく引っ込み思案で優しい少年。
ハリーポッターと呪いの子は、まさかのタイムトラベルストーリー!
ハリー・ポッターと呪いの子の鍵となるアイテムが「逆転時計」。
第三作の『ハリー・ポッターとアズカバンの囚人』にも登場したアイテムで、時計を回すことで過去に戻ることができるアイテムです。
そして今作はこの「逆転時計」をメインにしたまさかのタイムトラベルストーリーでした。
ハリー・ポッターの過去作の話を辿っていくのは新鮮なストーリーだったので、凄く楽しめました。
話のメインは「炎のゴブレット」に登場する、セドリック・ディゴリー
父と親子関係が上手く行かず、学校生活も思うようにいかないアルバス・セブルス・ポッター。
アルバスはスコーピウスと一緒に狭い人間関係の中でひっそりとした学生生活を送っていました。
そんな時、親のハリーに訪問者が現れます。
それは第四作「ハリー・ポッターと炎のゴブレット」でヴォルデモートに殺されたセドリック・ディゴリーの父親、エイモス・ディゴリー。
逆転時計が今も魔法省にあるという噂を聞き、それを使って過去に戻り、セドリックを助けるよう頼み込みに来たのです。
セドリックの死に責任を感じ続けているハリーですが、この話は流石に断らざるを得ません。
しかしそれを盗み聞きしていたアルバス。エイモスの姪であるデルフィーの協力と、父への反発などの複雑な感情から、スコーピウスと協力して逆転時計を盗み出しセドリックを救う計画を実行に移します。
しかしタイムトラベルは当然問題を引き起こす
タイムトラベル物の必然。それは予期せぬ時代改変ですよね。
今作もその例に漏れず、とてつもない時代改変を巻き起こしてしまいます。
その影響で、滅ぼしたはずのヴォルデモートの影が、再び魔法界に降りかかることに…。
ネタバレは2ページ目で。