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『ハリー・ポッターと死の秘宝』で最後にハリーが生き返った理由

こんにちは!シュガーです。

最近、Audibleの影響でハリー・ポッター熱が再燃して来ました。

そこでいろいろこの物語について振り返っていたんですが、地味に思い出せなかったのが、

「あれ?ハリーって最後なんで生き返ったんだっけ?」

ということ。めちゃくちゃ重要なことのはずなのに覚えていなかったという。

というわけで、今回は原作を振り返って、死の秘宝のクライマックスでハリーが死なずに生き返った理由を明確に理解できるようにしておきたいと思います。

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映画版『死の秘宝』では明らかに説明不足だった

私は原作は発売日に購入して最速で読みましたが、それ以降作品に触れるときはすべて映画版でした。

しかし、映画版では特に最後のハリーが生き返るシーンに関しては説明不足…というかむしろ触れてすらいないんですよね。どうかしてるぞ!!

なのでここはしっかりと原作に立ち返ることにしました。

ハリーが生き返った、いや、”死ななかった”理由は、ヴォルデモートが復活する際にハリーの血=リリーの護りを体内に取り込んでしまったから

「こんどは誰も僕のために死んでいないのなら―僕はどうして生きているのですか?」

「振り返って考えるのじゃ。ヴォルデモートが、無知の故に、欲望と残酷さの故に、何をしたかを思い出すのじゃ」

「あいつは、僕の血を入れた」

「まさにそうじゃ!」

 

『ハリー・ポッターと死の秘宝』下巻483頁

「生き残った男の子」の伝説が誕生したあの日、ハリーが生き残ったのは、リリーが命を捨ててハリーに愛の護りを授けたからでした。

しかし今回のハリーは、自らヴォルデモートに殺されるために赴き、誰もハリーを守ることなく、ハリーは死の呪いを受けました。

ではなぜハリーは死ななかったのか?とハリーは問います。

答えは、ヴォルデモートが第4作『ハリー・ポッターと炎のゴブレット』で自らの肉体を復活させるために、ハリーの血を自らの肉体に加えたためでした。

「あの者はきみの血を採り、それで自分の生身の体を再生させた!あの者の血管に流れるきみの血が、ハリー、リリーの護りが、二人の中にあるのじゃ!あの者が生きているかぎり、あの者はきみの命をつなぎとめておる!」

『ハリー・ポッターと死の秘宝』下巻484頁

それがヴォルデモートの中に「リリーの護り」を取り入れる結果になり、

ヴォルデモートが生きている=リリーの護りが存在する=ハリーが死なない

という構図を作り上げてしまい、その結果ハリーは死の呪いを受けてもしなず、ヴォルデモートの分霊箱として体内に存在していたヴォルデモートの魂のみが破壊される結果となったのです。

 

なぜヴォルデモートのような大きな力を持つ魔法使いでさえこんなことになることを予想できなかったのかというと、

この物語で一貫して語られているとおり、ヴォルデモートは自らが価値を認めないものに関して全く理解がなかったからです。

つまり、ヴォルデモートは自らを強化する目的のみを考えてハリーの血を取り込みましたが、それが愛の護りを自ら取り込む、または愛の護りがそれほどの強い力を持っているということを全く予想すらできなかったわけです。

 

そしてそれと同じように、ヴォルデモートが愛を全く理解できなかったがために、スネイプがリリーへの愛故に自らを裏切り、ダンブルドアの下で動いていたことに最後まで気づけなかったわけです。

やっぱりハリー・ポッターは原作のほうが何百倍も面白い

最近Audibleでハリー・ポッターシリーズをずっと聴いているので再び痛感しているのですが、やっぱりハリー・ポッターは原作のほうが圧倒的に面白いです。

特に、第4作目以降はそれが顕著で、映画では2割〜3割程度しか物語が語られていないと感じます。当たり前ですよね。1作目の賢者の石ですらカットされているシーンがあったのに、4巻以降はその3倍弱くらいのボリュームがありますから。

他のキャラクターの掘り下げ方が映画版は全然追いついておらず特に今回死の秘宝を読み返してみると、ダンブルドアのキャラクターが圧倒的に深いですね。

原作ではあれだけ偉大な存在だったダンブルドアが、最後に白いキングズ・クロス駅で泣きながらハリーに自分の愚かさを話すのがものすごく印象的でした。映画版のダンブルドアには、そういう奥にある弱さはあまり感じられなかったですよね。

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ハリー・ポッターシリーズの原作に触れるのであれば、今からならAudibleがガチでおすすめです。私も現在利用していて、『謎のプリンス』を聴いている最中です。

Audibleに関しては以下の記事で詳しく解説していますが、

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この『ハリー・ポッター』シリーズは、無料期間で聴くのには一番おすすめといってもいい作品なんですよ。

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もはや聴かない理由なしです。

 

というわけで、これを機にあなたも、私と同じように、ハリー・ポッターの世界にもう一度飛び込んでみてはいかがでしょうか。

私は今では無料期間を終えて有料会員を継続しながらハリー・ポッターを聴くくらい夢中になっています。やっぱりハリー・ポッターは面白い!!