こんにちは!シュガーです。
エンドゲーム、観ました。もちろんSNS上では何も言えません。
というわけで、検索でしかたどり着けないこの記事に今の想いをぶつけておこうと思います。
ネタバレしまくり&ストーリーを追って説明とかはもうしないただただ想いをぶつける記事なのでご注意くださいね。
最初は本当に想いのまま書きなぐるので、体裁を整えるのは後からだ!!
Contents
「ほんとMCUすげーよ…」もうこれ以外の言葉が出てこない
観終わった後の一言目の感想はこれですわ。もう本当に凄い。
てか映画のエンドロールで泣いたのって初めてです。周りも皆鼻すすってたし、右隣の女の子完全に後半ずっと泣いてましたし。てか絶対皆泣いたよね。
MCUの感動の源は、とにかく”チーム”の凄さ。
このシリーズの凄さはエンドゲーム最後のアッセンブルシーンに詰まってた気がします。これだけの俳優を集めて、あんなシーンが作れる。そういう”チーム”なんですよね。ただそれだけで感動。あのシーンを越える高揚感ってもうこの先映画で味わえるんだろうか。
そして彼らはとにかくリスペクト精神が凄い。今作のエンドロールもまさにそうでしたし、キャプテン・マーベルのときのマーベルロゴのスタン・リーもそうです。
とにかくMCUという映画シリーズを作り出したチームに感動、そしてチームに感謝。それに尽きるなと。
だから私のこの映画に対しての評価は、決してこの映画単品に対してのものではありません。そうやって評価すること自体ができないです、正直。
この映画は結局「MCUのアベンジャーズ完結作」であり、これまでの積み上げ、そして完成させたことの物凄さ。それに対しての感謝が評価に直結しています。
これまでのシリーズを観てきたファンへのサービスシーンも過去最大
タイムトラベルで過去作の主要シーンが再登場するのはもちろん、キャップがセプターを手に入れるためにエレベータに乗り込むシーンなどなど、過去作を思い出させるファンサービスシーンも過去最大でしたね。
ここでMCUが凄いのが、ただ映像だけでサービスするんじゃないということ。
まさかのエンシェント・ワン再登場に驚きました。
彼女だけじゃなくてジェーン・フォスターとかソーの母上フリッガとか、ピム博士とかとにかく過去作で出てきた大物キャストが再登場しまくり。普通ああいう単品映画のキャストって再登場しますかね!?
それだけこの作品が価値あるものなんだということがひしひし伝わってくる、とにかくパワーが物凄いですよね。友情出演かもしれないけど、それでも出る価値がある作品なのは間違いないもんなぁ。
ストーリーは序盤から完全に裏切られた
エンドゲームに向けていろんな予想がされていましたけど、序盤の展開は本当に予想外でした。
サノスめっちゃ簡単に死んじゃいましたからね。でもあれは上手いと思いました。キャプテン・マーベルが登場した時点でもう一度サノスに挑んだら勝てるだろうなって思っちゃってる観客を見事に騙し討ちですよね。
あとはキャラクターたちのその後を描くのもまた強烈に上手い。
家庭ができてささやかな幸せを手に入れているトニー。
その逆に家族を失い暗殺者になってしまったクリント。
唯一の心の拠り所である家族、つまりアベンジャーズの大半を失ってしまったスティーブとナターシャ。
復讐心だけでサノスの首を取り、それ故空っぽになってしまったソー。
5年の時が過ぎることで、よりサノスの指パッチンの影響が色濃く描かれていましたね。ハルクだけはちょっとギャグでしたけど、どれも納得行く未来でそれだけに心が痛いオープニングでした。
ソウルストーンとナターシャ
そういえばアベンジャーズはソウルストーンの手に入れ方について全く知らなかったんでしたね。
よりによってヴォーミアに来たのはクリントとナターシャ。あの時点でもう気分が落ちてましたよね…。
サノスがガモーラを犠牲にしたのと同様、ソウルストーンを手に入れるには愛するものを犠牲にするしかありません。
男女の愛とは違うにせよ、彼らは特別な絆で結ばれた二人です。どちらかが死ぬことでソウルストーンが手に入るのは明らかでした。
それなら、ナターシャがクリントを死なせるはずないですよね…。
クリントだって、もちろんナターシャを死なせるはずないですが、ナターシャのほうが想いが上回った。観てる側としてはわかっていることなんですが、強烈に切ない場面でした。
だけどソウルストーンはサノスが直接手に入れている以上、その前に遡るのであればアベンジャーズ側も誰かを犠牲にしなくてはなりませんでした。
それがナターシャになってしまったことが切ないです。彼女は確かに血縁的な家族はいませんでしたが、スティーブと同様にアベンジャーズを家族だと思っていたから。
だけどナターシャのバックボーンはこれからまた描かれていくのかなとか思ってたんですよね。ここで彼女の旅が終わるとは思ってなかった…。つらい。
映画が終わってみれば、このナターシャのことがとにかく悲しい後味を残しました。ブルースと幸せになる道に進めなかった辛さがいつまでも後を引きます。99点にしたうちのマイナスの1点はこれです。
作品としての出来云々じゃないんですけどね。どうしても受け入れきれないなにかがあって…。死ぬといえば後述の彼は結末としてヒロイックで美しさもあるんです。ただナターシャはとにかく寂しく、切ない…。
なんで最後にトニーの葬儀だけやったんだろ?ナターシャも一緒にやってほしかったな。
アッセンブルシーンで泣かなかった奴おる?
あのシーンヤバすぎませんか?
その直前でキャップがソーのハンマーをついに持って戦うようになったところからもうヤバかったですけど、
「on your left」(ウィンター・ソルジャーで何度も使われた「左から失礼」と同じセリフです。訳もこうすべきだったでしょ…)
からのあれはヤバすぎでしょ。海外だったら全員立っちゃうんじゃないの?笑ってくらいのアツさ。
ほんとに全員集合ですよね。上のエンシェント・ワンと被りますけどワスプとかペッパーとかまさか彼らまで来るとは思わんかったわ。あまりにもアツすぎてあのシーン毎朝観たい。
彼らが全員来たことの感動、そしてこのシーンが実現できたこと、今までの22作の積み重ね、そしてそれを観れることの感動。一言では言い表せない、複雑な濃い感動に包まれました。
強いて言うならサノスの考えに影響を与える作品でなかったことが気になるが、人口が半分になった結果も充分描かれていたか【3回鑑賞後追記】
インフィニティ・ウォーを観た時に私が次回作に期待したことといえば、ヒーローが力でねじ伏せるのではなく、
「いかにサノスの考え方を変え、半分にした人口をもとに戻させるか」
でした。
これに関しては何もありませんでしたね。この映画の答えとしては、「独断で人口を半分にすることは悪である」ということになるのかなと。
サノスは彼なりの正義で行っていたことでしたが、これに対しての解答はなく、この後実際に滅びるという道を辿らないことを祈ります。物語的にはそうなる可能性はゼロだと思いますけどねw
実際、この物語では人口が半分になってから5年が経過して、その様子が描かれていました。あれを見ると、決していい未来を実現したとは到底思えませんでしたね。完全に活気がないし、繁栄するとは考えにくいです。
そういう意味でも今作のサノスは完全にヴィラン、純然たる悪役になってましたね。正直これは好みが分かれると思います。インフィニティ・ウォーで大義を匂わせておいて結局お前ただのクズやんけ!ってことですから。
私もここが気になっていて、結局アベンジャーズはサノスの「思想」に勝ってないんですよ。結局「力」で勝ってしまった。
インフィニティ・ウォーのサノスの描かれ方には期待が高まったんですけど、エンドゲームで結局アメリカ映画だなぁと感じたのは否めません。決着の付け方が単純すぎるんだよな…。
2回観賞した私が気になった、エンドゲームのここがだめ?
日本のシーンがクソ。笑 &クリントのセリフ内容をしっかり聴いてみた
結局”いつもの”日本だった…予告映像で登場してから期待してたのにがっかりすぎる。真田広之の無駄遣いなのは間違いない。だってガッカリ背景に対して真田広之の動きがあまりにもキレッキレすぎるんだ…w
こういうのって映画作成側が悪いのか、日本がロケ誘致や撮影支援に疎いのかどっちなんだろう。どっちにせよこんな大作に日本が登場するっていうんだから余計がっかりでしたね。
まず銃乱射しまくってて吹く。ここどこだよ!?w まぁ人口半分になって治安めちゃくちゃってことなのかもしれないけど、正直日本じゃ半分になっても銃乱射はないとおもう。笑
あとクリント何言ってるかわからない問題。2回目で頑張って聴いてみたんですけど、ニュアンス的には「自分は家族を失ったのになぜお前は生きているんだ」みたいな感じです。
自分は大切なものを失ったのに、悪党どもが生き残っている。それが許せず殺していたって感じなのかなと印象を受けました。
最終決戦のパワーバランスがとにかく気になる。2014年の石無しサノスに苦戦しすぎでは?
まず最初に気になるのは、最終決戦のパワーバランスがいまいち納得行かないことです。
というのも、今作のサノスは2014年のサノスであり、インフィニティ・ストーンを持っていません。つまり今作のサノスは前作インフィニティ・ウォーで戦ったサノスより格段に弱いはずなんですよね。
ソーはデブってしまっているのでわかるんですが、こちらにはキャプテン・マーベルがいますから、どうしても「いい勝負になるように無理矢理調整している」感が出てきてしまうんですよ。
というかサノスの武器が気になる。ヴィブラニウム製の盾ぶっ壊してましたけどなんだあの金属。笑
バトルシーンは過去作のほうが連携があって見応えあり
1回目の鑑賞は大興奮だったんですが、2回目観てみると、最終決戦のバトルシーンはもっとやってほしかった感が非常に強いです。
アクションシーンのピークは明らかにキャップのムジョルニア(ピークどころじゃないくらい盛り上がったけどw)で、全員集合してからはちょっと物足りなさが残ります。
というのも中心はガントレットリレーで、今までの作品のような「戦闘での複数キャラの連携シーン」がほとんどないです。各々の見せ場も、インフィニティ・ウォーのタイタン星でのサノス戦のような派手さがなく、文字通り、最後ならもっともっと観たかったと感じてしまいます。
うん。最後のバトルシーン拡張して3時間半にしてくれてもよかったわ。笑
キャプテン・マーベルは本当に必要だったのか?見せる側の都合と扱いにくさが垣間見える
誰もが感じたことだと思いますが「キャプテン・マーベル、あんまり出てこないな?」ということ。
インフィニティ・ウォーで最高の引きから単体作品で最高のデビューを果たして、さぁエンドゲーム。
しかし全然出てこないんですよね。
作品内での役割としても、トニーたちの宇宙船を救うということが一番メインでしたし。あんな小さな活躍を皆期待していたわけじゃないですよね。
なら期待していたのはなんだったのかというと、あの圧倒的強さを見せつけてほしいということだと思うんです(いつもの”船破壊”じゃなくね)。そうじゃなきゃ、間にキャプテン・マーベルを挟んだ必然性を感じないからです。
なのに蓋を開けてみればサノスと互角程度なんですよ。頭突きが効かないのでパワーストーンを外して殴ったり(あれならマーベルを吹っ飛ばせるという納得ができるのであのシーンは良い)多少必死にはさせていましたけど。あの映画だけで見れば一番サノスを圧倒していたのはワンダですよね。
私個人としては、「映画の見た目を気にして上手く力調整してるな」と感じちゃうと逆に興ざめなので、キャプテン・マーベルが本気を出しても拮抗するような最終決戦の舞台を用意してほしかった。流石にあの戦闘だとちょっと不満が残るというのは否めません。
この作品ならサノスとブラックオーダー全員をキャプテン・マーベルとぶつけるシーンがあってもよかったんじゃないかなぁ。流石にそれなら観てるこっちとしてもアツくなれたと思いますが、流石にサノスに2回あしらわれるのはちょっと…。
やっぱりキャプテン・マーベルはパワーがインフレしすぎたキャラクターなので、全然上手く扱えていないように感じました。
それなら、もういないくらいのほうが上手くやれたんじゃないかって思ってしまいました。
女性ヒーローの集合もリアリティが無さすぎる「ただのサービスシーン」でちょっと冷めてしまう
インフィニティ・ウォーでもありましたが、あちらは3人でギリギリ許せたんですが今回のは流石に不自然過ぎるサービスシーンではなかろうか。
今となっては女性ヒーローもあんなにいるわけだから、もはや女性だけ集める必要があったんだろうか。逆に女性を意識しすぎなんじゃないのか?って気がした。あのシーンのせいで作り物感が一気に増してしまう…。
冷静に考えると、加点法なら確実に満点、減点法なら評価が落ち着く作品である
エンドゲームという作品は、余韻が少し冷めて冷静になってから考えてみると、上のような気になる点がちょこちょこでてきます。
というのも、この映画は単品として観たらやはり最高傑作ではないと感じる部分が多いからです(単品で観たらそれこそ『インフィニティ・ウォー』のほうが明らかに上かなと)。もう少しこうしてほしかったという感情も、最後の映画だからこそどうしても出てきます。
それでも私はエンドゲームに満足です
ただ、これだけ気になるところがあっても私はこの映画をやっぱり加点法で評価したい。気になるところはいくつもあるけれども、それでもこの映画は最高だったと言いたい。MCUという長い旅を、観客として一緒に歩いてきたこの気持ちは何者にも代えがたい。今はそんな気持ちです。
気になるところはいくつもあるけれども、それ以上にいいところが抜群に良かった。それで充分です。
トニー・スタークには心がある
今回、ファンの中で公開前の話題といえば、アベンジャーズのビッグ3である
- アイアンマン
- キャプテン・アメリカ
- ソー
のキャストの卒業ですよね。
どうやって卒業するのか。何らかの形でキャラクターが死んでしまうのか。
私自身、キャプテン・アメリカの予想は少し当たっていました。
本当は、あの約束していた土曜8時のダンスに行くんじゃないかと思ってたんですがそれは置いといて、感動のラストでしたね。あのシーンを最後に持ってきてくれて救われた想いでした。
※追記:2回目観てきたんですが、あのダンスシーンで時計が8時半あたりを指していたのであれは土曜の8時なのかもしれない…!朝という発想がなかったですけどw
ソーに関しては登場から予想外過ぎてもうなんも読めなかったんですけど、旅に出ましたね。
彼はインフィニティ・ウォーでは正直主人公として話の中心にいましたが、エンドゲームで空っぽになってしまって、そこから再出発するという形。これもすごく良かったんじゃないかなと思います。GotGと一緒になってくれたのでまた出てきてくれるんじゃないかなという希望もあるし。
そしてトニーです。
ストレンジがインフィニティ・ウォーでトニーを生かすために石を渡した理由。
それが、自らを犠牲にして指パッチンで戦いを終わらせること……。普通の人間であるトニーに耐えられるはずないのに。
ついに父親になり、幸せな家庭を手に入れたトニーだけは死んでほしくなかったです。でも、あの役ができるのってやっぱりトニーしかいなかった。
「私がアイアンマンだ」のセリフはやっぱり重いです。
トニーはピーターを失いはしましたが、幸せな家庭を築いていたのでここまで決死の戦いに身を投じなくてもよかった。それでも彼はアイアンマンで、ヒーローなんだという強烈なセリフです。
そしてトニーといえば、アイアンマン3に代表されるようにとにかく敵襲への不安と自身の責任に苦しみ続けたキャラクター。だからこそ最後にペッパーがかけた優しい言葉にも感動だし、葬儀に参列するあれだけ多くの仲間達の姿にも泣けました。
「トニー・スタークにも心がある」
もはや誰一人疑う人はいません。ありがとうトニー・スターク。
トニーの葬儀にいた少年は誰?彼の名は…
トニーの葬儀で錚々たるメンバーの中に、かなり意味深に目立っていた少年(青年)がいましたね。
彼は間違いなくアイアンマン3に出てきたハーレイ少年だと思います。彼以外考えられないと思う。
エンドゲームでタイムマシンを作って登場するという予想もありましたが、やはり今後も出てきそうな予感ですね!
エンドロール後の映像はなかった。アベンジャーズはこれで終わり。
キャスト1人1人をリスペクトした映画史上最高に感動的なエンドロール。
その最中で席を立つ人はほとんどいませんでした。
MCU恒例である、エンドロール後の次に続く映像を観るためです。
ですが、今回はまさかの映像なし。
トニーが最初のスーツを作ったときのようなトンカチの音が聞こえるだけでした。
あれは何を意味しているんでしょうね…。
一応この後スパイダーマンの新作公開が控えていますからMCUはこれから先も続いていくとは思うんですが、
本当に「アベンジャーズ」は今回で終わりかもしれませんね。
というか私自身、終わりでいいと思うんですよ。
トニーとスティーブがいないチームなんてもうそれはアベンジャーズではないですから。
今回、エンドロールで豪華な演出があったのは
- トニー
- スティーブ
- ソー
- ナターシャ
- ハルク
- クリント
この6人だったかと思いますが、ビッグ3だけでなく彼らももう卒業なのかなと。
だから、アベンジャーズも一旦終わりですよね。
めちゃくちゃ寂しいですけど、それでも本当に最高のシリーズだったことは疑いようがないし、これからのMCUにも引き続き注目していこうという気持ちは全く変わりません。
ありがとうMCU!!これからも追いかけます!!
3000回愛してる。
エンドゲーム鑑賞後に知っておいたほうがいい、甘い翻訳と監督が語った豆知識をまとめてみました。
インフィニティ・ウォーの致命的な誤訳について書きました。Twitterでだいぶバズりました。知らない方は絶対に目を通しておいて下さい。
インフィニティ・ウォーの原作『インフィニティ・ガントレット』についてはこちら。エンドゲームは本当に全然違いました!