こんにちは!シュガーです。
今日はパワプロのプロリーグの開幕戦でした。
NPBのような大きい母体が運営元となってやるe-sportsイベントという意味でも注目だったわけですが…。
控えめに言って、めちゃくちゃ面白かったです。これは凄い。
この記事では、観なかった方にもその面白さが伝わるように、e-sportsという視点からいろいろ書いてみようと思います。
パワプロプロリーグの公式サイトはここから。動画配信もここで観てました。
Contents
パワプロプロリーグの注目点①アナウンサーが実況、プロ野球選手OB&プレイヤーが解説
まず面白い点の1つ目として、
「アナウンサーが実際の野球のように実況し、プロ解説者(OB)が解説する」
ということですね。もともと実況があるゲームの実況をオフにして人間が実況するという。笑
画面自体はもちろんゲームなんですが、試合の雰囲気はテレビで野球の試合を観ているのと正直ほとんど変わりません。
そしてプロ野球選手OBの解説がまたいい感じ。特に真中元監督がめっちゃ良かったです。
どのOBもゲームの仕様をどんどん吸収して、楽しみながら解説しているのがもう聴いているだけで楽しいんですよ。
これって他のe-sportsにはない楽しさだなと。
パワプロプロリーグの注目点②誰が観ても楽しめる「野球」というゲーム&視聴者への丁寧な配慮
e-sportsとしてこのイベントを観た場合、最高に向いているなと感じたのが、ゲーム自体が誰が観ても楽しめる「野球」であるということ。
e-sportsが抱える問題点の1つとして、プレイヤー以外が観ても画面上で何が起きているのかわからず楽しめないというものがありますが、このパワプロに関してはそれが全くありません。
実際のプレイヤーからの解説者も用意していてゲームに関しての説明も丁寧でしたし(しかも喋りが上手!練習したのかもしれないですね)、
特殊能力や演出に関しての解説が画面下に逐一表示されていたので、知らない人でも楽しめるような配慮がかなりなされていました。凄いぞパワプロプロリーグ!
パワプロプロリーグの注目点③ゲームだからこその視聴者側の面白さ
これはパワプロというゲームの良さが上手く出ていたなというところなんですが、
各選手の能力、特殊能力、調子が誰から観ても一目瞭然なため、実際のプロ野球より各状況が視聴者にも伝わりやすいです。
(実際の野球は知識がないと今出ているランナーの足がどれくらい早いのか、バッターボックスに立っているバッターがどのようなバッターかわからないが、パワプロではそれが一目瞭然)
また、やっぱり確定ホームラン演出は抜群にいいですね。実際にプレイしていると最高に気持ちいい一瞬なんですが、観ていても気持ちいいですからねこれw
パワプロプロリーグの注目点④パワプロというゲームが繊細でゲーマーが観てもやっぱり面白い
パワプロというゲームはかなり難しいゲームで、
ピッチャーはスティックの傾き具合だけでコースの選択を(どこに投げようとしているか画面上に情報がない)、
バッターはピッチャーが投げた球の位置が表示された瞬間にスティックの傾き具合で素早くカーソルを正確に合わせつつ、しかも変化球かストレートかどうかの判断も(ボールの回転を見て)一瞬でしなければならない(しかも選手、球種ごとに違う変化量も考慮して)
という非常に繊細なゲームです。
やった方はわかるかもしれませんが、スティックの傾き具合という制御しにくいやり方であのスピードで小さなターゲットに合わせるってめっちゃくちゃ難しいんですよね。
ただこのあたりの解説はほとんどなかったので、ゲーマーよりも一般人をターゲットにしているなというのが感じ取れました。
あくまでゲームの上手さを観て楽しむのではなく、ゲームでの野球を観て楽しむというタイプのコンテンツを意識しているのかなと。
パワプロプロリーグの注目点⑤プレイヤーの喋りが結構上手い
これは単純に驚いたんですけど、プレイヤーの解説者だけじゃなくて、勝利プレイヤーのインタビューの受け答えが皆上手だったんですよ。
こういうイベントに慣れていないと噛みまくりの震えまくりなんてことは普通にあると思うんですが、パワプロプレイヤーってああいうの慣れてるのか…?ってくらい聞きやすかったんですよね。(ヒーローインタビューの返答一言目にやっぱり「そうですね」が多いのは面白い笑)
やっぱりNPBが抱えるプロってことでそういう訓練みたいなのがあったのかなと思ってしまうほどでした。見た人がゲームのプロプレイヤーに持つ印象もプラスに向くのでは?と感じました。
ゲーム自体はe-sports向きだが若干盛り上がり不足?問題はやはりどれだけ知名度を上げていけるか
それでも現状、というか開幕戦に関しては、正直ちょっと盛り上がり不足だなと感じました。比較対象がEVOとかの大きい大会になるのであれですけど、Twitterとかでも視聴者が多いとは感じられませんでしたし。
先程書いたようにゲームとしての上手さを楽しむものではなく野球を楽しむタイプのコンテンツである以上、一般人の視聴者をどれだけ引き込めるかというところが重要になるかなと思います。
ただパワプロ2018の売上がまた上がるんじゃないかなと感じた一日でした。笑
1月までは毎週のように週末はペナントレースがあるので、油断すると時間泥棒になってしまう予感です。こういうイベントが定期的にあるとそれだけで楽しいですね。